夢
久しぶりに、ぼんやりと夢を見た。
朝起きた時に、「あ、なんかちょっと嫌な夢見たかも」と思って、そこから目覚まし代わりにつけてる朝のニュースをぼんやり見ながら、ちょっとだけ夢を辿る。
霞むように見えるあの顔を、月日を重ねるほどに忘れていくあの顔を、ぼんやりと輪郭をなぞって思い出す。朝からだいぶどんよりしてしまった。
こんな曖昧な夢だから、見てないのも同然なんだろうけど、それでも2年前に漫画で主人公が悪夢を見てガバっと起きるみたいな経験してから、こういう夢を見るたびなんだか不安になる。
よかった、今回は悪夢じゃなかった。ちゃんと起きれた。
夢の中で背中を丸めて泣き止まない自分を見るのは結構辛いことで、できればもう見たくないなと思う。
少し落ち着いてから、朝ごはんを食べながら、そういえばと思ってその時に書いた文章たちを思い出して読み返した。
あの時辛かったな、と読み返せるのは本当にいいことだと思う。また辛いことが私を押しつぶしそうなときに、その辛さが逆に支えになってくれるから。
あの時も今も変わらず辛いけど、それでもあの時耐えれたから、今回も、ゆっくり、流れるように耐えれば大丈夫、忘れられると自分に言い聞かせることができる。
大丈夫だ、もうきっと大丈夫。そうやって大人になっていく。
もしかしたら、そんな子どもの時のことを今でも夢みるなんてバカみたいと思う人も、きっといるだろうけど、それでも子どもの時の私も20歳の私も、もうすぐ21歳になる私も、どれもどれも大事な私が過ごした瞬間だから、その時々に辛いと思ったこと、悔しいと思ったこと、絶対忘れたくないと思う。ねちねちしてるのかもしれないけど、そうやって生きていきたいと思う。
言葉ではなく、周りの雰囲気とかでお前はいらない、必要ないって言われてる気分、それを知っている、知ってしまった自分の感情、全部全部分かるから余計辛い。#ウヨンウ弁護士は天才肌 ep4
— shu (@hi0321ragi) 2022年7月8日
まぁそれで、お昼食べながら結局なんで久しぶりに夢見たのかなぁと考えたら、昨日見たウヨンウがきっかけだったかな、と思った。
「ヨンウは自閉症だから」とは言われないけど、周りにいる人々の視線や雰囲気で、自分はいらない存在だと感じてしまうヨンウの演技見ながら、胸がぎゅーっとつかまれて苦しくなった。私も知ってる感情だったから。
こういう感情、知らない方が幸せなのかもしれないけど、知ってしまったからこそ自分はそうでありたくないと思える。忘れていくこと、流れていくこと、でも忘れたくないこと、流してしまいたくないもの、自分の中で整理できる日は来るのかなぁと思うけど、またどうせ、忘れた頃に夢を見て憂鬱になるだろうけど、それでもそのたびに思い出して、耐えながら、少しずつ整理できればいいな、と思う。
こんな感じで今日はなーんにもせずに、ずっとYouTube見て何も考えずに過ごしてたんだけど、ふと流れてきた韓国の社会実験動画の言葉にすごく救われた。
もし橋で飛び降り自殺をしようとしている人がいたら市民はどうするか?みたいな動画なんだけど、助けてくれたピンクのダウン着たお姉さんが、男性(自殺しようとする人の演技をしている俳優さん)をずっと抱きしめながら、涙を拭いてあげたり、手を握ってあげたり、なんかもう、それだけでなぜが私が救われてしまった。
「生きてていいのに、貴重なひとなのに」
「死なずに生きてたら、生きるのがよくて、思っていたよりも」
「私のことを助けてくれた人は私にこう言いました、『自分の過ちじゃない、生きてもいいんだよ。本気で死にたいなら、今日は日差しがいいから死んじゃダメ、今日はご飯が美味しいから死んじゃダメ、こういう些細な理由で生きていけないか』って、私にそう言ったんです」
※字幕を元にちょっと自分に落とし込めるように改変してます
なんか、こういう言葉がきっとこれからも私を支えてくれるんだろうなって。ふと耳にした言葉とか、ふと触れたやさしさとか、そういうの全部全部、抱きしめながら生きていきたいなぁと思うのでありました。
こういう吐き出しは着地点がないからダラダラ書いてしまうけど、「今日は推しが頑張ってツアーしてるから死んじゃダメだぁ」なーんて、生きる理由なんてそれくらいでいいんだろうなって、ぼーっと、また流れていきながら頑張っていきたいな~
【映画・ドラマ】「知った」こと。
映画やドラマを見ていると、新しく知る世界がたくさんある。
映画やドラマをきっかけに「知った」ことが、時に私を肯定してくれたり、ハラハラしたり、モヤモヤさせたりする。これが醍醐味と言えば醍醐味なのだろう。それでたとえ、悲しいほどにモヤモヤさせられても、私はきっと見ることは止められないだろうなとも思う。
と、ということで、久しぶりに、文章を書きたくて見た作品をまとめて頭を整理しようと思いこれを書きます。
- 「恋せぬふたり」
- 「僕の姉ちゃん」
- 「怪物」
- 「霊魂修繕工」
- 「メロが体質」「検索ワードを入力してください:WWW」
- 「来世ではちゃんとします」
- 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」
- 「カムカムエブリバディ」
「恋せぬふたり」
具体的に見た作品は、最近でいうと、「恋せぬふたり」。
この作品でアロマンティック・アセクシュアルについて知った。
こういう性的指向があることを初めてこのドラマで知って、「自分も確かに当てはまるところあるかも…」なんて考えたりしている。確かに、最近は恋愛感情の必要性についてモヤモヤすることも多かったし、友達に恋人・好きな人・いい感じの人やらがいる、っていう話を聞いていても、のめりこめないことが増えた。
別に恋愛話が嫌いなわけではないし、恋愛ドラマも恋愛映画だって見る。恋人ができないことをひがんでいるわけでもない。ただ、自分が生きている時間の中で、恋愛という要素が主軸にないのが現状。でも、それでも主軸に恋愛が存在しているのが「普通」なんだろう。特に時間のある大学生だと。
これから年を取るにつれて、こういう「普通」に苦しめられることは増えるんだろうけど、それでも私の人生の主軸は恋愛にはならないだろうなぁと思う。
そんなモヤモヤとか苦しさとかを、このドラマが優しく肯定してくれたようで嬉しかった。勿論、ドラマの中でもカズくんやら妹夫婦やら、無意識に拳を振り上げてくる人はいるけど、それでも二人が家族として幸せになってほしいなと思う。
「僕の姉ちゃん」
これは杉野遥亮くんを知った作品。友達にオススメされて見たのだけど、姉ちゃんが好きすぎて私が一緒に住みたいと思った。
弟のヘナヘナさがどこか妹である自分に被るようであり、姉ちゃんの生き方一つ一つに女性としての自分を慰められているようだった。
とにかく姉ちゃんの台詞が名言連発すぎて、もはや暴力。やめて!一回止めて!って思いながら一回停止ボタン押しながら見てた。
この姉弟の人生には恋愛が主軸の一部としてあるけど、その恋愛があくまでもコミュニケーションの延長線上に存在するものだし、姉ちゃんが「家庭的なアピールをする」女子をディスった後、ゆがいていないほうれん草を会話に入れてくるあたりはもはや愛しさしかなかった。
仲間仲間も二十歳まで
これ、2022年現在二十歳の自分は笑いながら泣きました。
名言集とかミニ本みたいなの出してくれたら保存用と持ち歩きようで二冊買うのに!なんなら布教用にも買うのに!テレ東さん出版社さんよろしくお願いいたします。
名言集めてくれた人のサイトをしょっちゅう見てはため息をついています。
「怪物」
これはわりとヨジングのキャスティングが決まってポスターが公開されたくらいから、「見ないといけないやつでは…!?」と思っていたのに、ネットフリックスジャパンさんだけなぜか配信されないという事件が起き、私がすごく文句と悪口ばかりをいうきっかけになった作品です。
というと、作品についての内容が何も伝わらないですけど、2021年の百想芸術大賞で様々賞をかっさらったサスペンスドラマです。
アマプラの配信が決まって毎日ウキウキしながら、年明けの休みで母親と共に一気見したんですけど、本当にすごくよくできた脚本と、練られまくった演出と、本当に「怪物」ともいえる俳優陣の演技……。
一点二点と転がり回る展開に、一体だれが「怪物」なのか分からない人たちに、主演二人の徐々に変わっていく関係性に…見ているうちに誰か「怪物」なのか分からず、疑いすぎて、マンネ役だったナムユンスくんを疑い始める我が家…。(あの優しそうな笑顔を利用したキャスティングだったんだろうな)
ヨジングくんが演技がうまいことは「ファイ」で分かっていたけれど、更に大人となってシンハギュンとバチバチしている姿は、まるでラップバトルでも見ているのだろうかと思いました。(?)
とにかくそれくらい俳優陣の演技が素晴らしかった。それに負けないくらい、脚本と演出が本当にすごかった。
ただサスペンスとして物語が進んでいくだけでなく、韓ドラらしく「家族」「友情」という人との繋がりについても台詞を通して描いていたけど、それでも従来の韓ドラとは違ったと思う。家族としてのコミュニケーション、地域としてのコミュニケーション、いろんな描き方をいろんな人の視点から描くのも視聴者を混乱させるためかなとも思ったし、登場人物たちがそれぞれ背負う切なさが、せつなさが……せつなすぎて……
同じサスペンスでいうと、「シグナル」はやっぱり名作だけど、「シグナル」は最後まで見切ってから、なんて名作なんだ…と身をもって感じた作品だったのに対して、「怪物」は、見ている途中からじわじわと切なさで身を削られ、もう名作だから勘弁して…と人々の幸せを願わずにいられない名作でした。
「霊魂修繕工」
「怪物」のシンハギュン熱を引きずったまま、とりあえずチョンソミンちゃんだし!と思って視聴。
これで境界性パーソナリティー障害を知った。これで自分の「気分」についてよく考えるようになった。わりと浮き沈みあるほうだなーとか、でも人と話してるときは平気になるなーとか。
話的にはヒーリング系で、特筆すべき事件が起きるとかいうわけではないけど、少しずつ変わっていくふたりと、周りの人々と…っていうのが見ていてけっこうぐっときた。心が弱くなってしまうこと、自分で自分がコントロールできなくなることがしっかりと病気であるという認識を当たり前にもってる人って、意外にもいないんじゃないかなあなんて思った。「あの人おかしいよね」で済ませることもある気がする。自分も含めて。
「メロが体質」「検索ワードを入力してください:WWW」
私は、このドラマが2021年の自分の中の新しい韓ドラの領域というか、初めて踏み入れた世界という感じだった。「女たちのドラマ」、信用しかない!と思うようになった。同時に頭と矛盾を抱えながら見ていたんだけど。
まず前提として、矛盾をいうと、邦題と日本版ポスターがクソすぎる。なぜこのポスターでオッケーが出たのか、こうしようと発案した人は誰なのか、オッケーを出した人は誰なのか。作品を見て少しでも愛情がわいたならこの邦題とポスターにはならないはずだし、特に「検索ワード」は邦題もポスターも日本に入ってきた韓ドラ史上最低レベルだと思う。作品へのリスペクトも何もないんだなって、本当に失望した。
とまあ悪口はここまでにしておいて、作品としては「メロが体質」は正直なにも文句がなかった。3人がとっても愛しかったし、弟も今彼も元カレたちも愛しかったし、サブのアシスタントちゃんたちまで丸ごと抱きしめた。ウンジョンの話は全部泣いてたし、もし私の友だちがそういう状態になってしまったら、私もそうするなと思った。最後のお別れの仕方が今まで見てきたお別れシーンでもかなり好きだったかもしれない。
40歳になれば大丈夫、ぜひやってほしいけどやらなくても3人の人生はどこかで続いてるもんね、って思える作品でした。きっと見るものなかったら何周でもすると思う。イハクジュさん(推し)もクソ元カレ役で出てるし(けっこう好き)
ところで「こじらせ女子」ってこの3人程度でこじらせ女子とかされるなら、私が30歳になる頃にはこじらせすぎてどうにかなっちゃってるんじゃないですか。(悪口)
女3人ドラマというと、「検索ワード」もとっっっってもいい作品だったんだけど、初めて「チャンギヨンの役…無理ぃ…」となって韓ドラ見てて初めて主演カップルの恋愛パートを全部飛ばすという悪行を行った。
仕事パートと恋愛パートだけ脚本・演出人全部変わったんか?ってくらい、チグハグで本当に見てるの辛かった。サブカップル2組は、ひたすらにハッピーな恋愛シーンだったり、相手の幸せをひたすら祈ってるからちょっと切ない恋愛シーンだったりしたけど、あまり飽きることもなく見れた。仕事パートの流れとキャラクターがよすぎたんだよ、このドラマは…。恋愛シーンを少しでも削って、その分をバロのチームの子たちの話に分けてほしかった。
これだけ悪く言っておいてなんだけど、決して!断じて!チャンギヨンが嫌いというわけではなくて、むしろ好きだし、「九尾の狐と危険な同居」も配信始まってすぐ見たし…。世間の評価を見ていると、年下男子のチャンギヨンにときめいている人も多いから、やっぱり私普通じゃないのかもしれない…なんてちょっと落ち込む作品でもあった。
ただ、「女たちの仕事ドラマ」として、こんなにも素晴らしいものはないと思う。2週目行くかって言われたらだいぶ迷うけど…。
「来世ではちゃんとします」
来世ちゃんの世界に生きる人達(特に桃ちゃんと松田くん)、私の人生で絶対ほぼ中心に来ないような人種だと思うのに、この2人の幸せを願わずにいられない。立場的には梅ちゃんが将来の自分のようで少し怖さもありつつ、それでも凛と生きる梅ちゃんカッコいい~となる。桧山くんは健康に長生きしてほしいし、林は近くにいたら絶対嫌いになるタイプだけど、ドラマの中だとなぜか嫌いになれない。総じて、スタジオデルタみんな丸ごと幸せになってほしい。
ドラマ版ももちろん好きなんだけど、胸をえぐられ削られ涙して、本気で他人の幸せを祈ってしまうのは漫画版。第8巻は一人で読みながらずっとめそめそ&鼻水ずびずびでした。いつまちゃんさん天才~~~。
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」
「僕の姉ちゃん」流れで話題の最新作を視聴中。最近はもうラブコメ自体をあんまり見なくなったし、日本のこの時間帯のドラマとかは超久々~なんですけど、「白杖」「弱視」について学ぶドラマとして見ている。
実際はこんな感じに見ているよ、とか、こういう時はこうしてくれるといいよ、みたいなのを濱田さんの解説と一緒に見てると、なるほど~と勉強になる。昔、地元の駅を歩いてて白杖を使っている人が歩いてたけど、声かけるべきかな?でもいきなり声をかけたらびっくりしちゃうかな、なんて迷って何もしなかったの、未だに思い出すことがあるから、これを見たことでだいぶできることは変わってくるのかもしれない。
ただ、やっぱりすごくすごく見ながら「あーきつい…」と思うことが多くて、最終話あたりの「重荷になってない?」「あいつの方がいいんじゃないか」「近くにいたいから自分に関わるなにかを諦める」とか、その下りがなぜかすごくきつくて。なんできついのかはあんまりよくわかんないけど。あと全盲の青野君の「エロ発言」が本当に申し訳ないけど聞いててつらい。お父さんも写真家として全国飛び回ってるのかもしれないけど、家事をお姉ちゃんがほぼ全部やっててつらい。そういった小さなモヤモヤがちょっと多くて、見るスピードはかなり遅め。でも、見てよかったなと思えるドラマではある。
「カムカムエブリバディ」
お久しぶりの朝ドラ。朝起きれない生活が続いて体調が芳しくなかったので、生活リズムを整えるために見始めたんだけど、どっぷりハマりました。辛すぎ安子編、もどかしるい編を経て、ちょっとギャグ路線のひなた編。ここにきてだいぶ展開がゆっくりになったな~とは思うけど、川栄の年齢だとわりと若い間の話がメインになりそうだし、展開がゆっくりめになるのも納得かな~なんて。
安子編で超!!!久しぶりに松村北斗くんと再会し、感激し、ときめき、友達にストーンズくんたちを布教してもらっています。怖い、もう6~7年もたってるの怖い。オシャレお兄さんたちになってて泣いちゃう。私は「バカレア高校」で時が止まってるのに…(古すぎ)
次クールのアリスちゃんと北斗くんのドラマ見てぇ~!って思ったのにまた「こじらせ女子」で頭抱える。もうこれ以上私にダメージを与えないでほしい。
バカレアの少し後にジャニーズさんから離れたから、もうそんな経つんだなっていう恐怖と感動。恐怖が8割。友達に「次遊ぶ時までに空白の8年を埋めておくね」って言ったら「元カノ?」と言われました。
私は安子編の流れがそこそこ好きで、初恋の相手として花丸百点の稔さんも、旦那家から逃げたい安子も、なんか不憫なんだか自業自得なんだか分からない勇ちゃんも、連れていってくれたロバートにも、誰も責めることもできないよな~って。
るいはまだ安子に捨てられた、と思っているかなぁ。安子は隣からいなくなってしまったけど、それでも勇ちゃんはたぶん、すごくすごく気にかけてくれたとは思うけど、それでも「雉真」の家の人間だから、もう連絡は取ってないかなぁ、なんて考えてしまう。私が虹郎くん贔屓だからのもあると思うけど。
ひなた編はまだまだ始まったばかりだけど、すこ~し無神経というか、思ったことは口に出してしまうというか、無鉄砲さがちょっと危ういひなたがこれからどう安子とるいが繋げてきたものを繋げていくのか気になる。今のところ時代劇、という共通点しか継続されていないし…。
安子→るいであんこがつながったのはなるほど~と思ったけど、それでもジョーが未だ無職なのがちょっと気にはなるし(主夫ならわかるけど、そういうわけでもない)。
題名になるくらいだから、やっぱりどこかで英語講座はサァーッと回収してほしいなぁ。
「未来なんてわからなくたって、生きるのだ。」その通りです…。
*
本当は、「21,25」の2話分の感想を書こうと思って開いたのに、久しぶりにブログを書くからか見たものをつらつら悪口と一緒に述べるだけになってしまった。
ちなみに、Netflex Koreaのオリジナルに関しては結構な信頼を寄せているので、2021年のベストドラマは「D.P.」だし、「地獄が呼んでいる」も上位に入るし、「モラルセンス」も韓国映画の新しい領域開拓で新鮮&面白かったし、「今、私たちの学校は」はこれだけ若手の俳優をメインでもってこれるの本当すごいし、イヒョンちゃんはかわいいです。
「21,25」はまた別で、絶対感想書くんだ。
「どんな瞬間も絶対に幸せになりません」っていうイジンの幸せと、時代のせいでも夢を諦めないヒドを応援しています。(協賛CM?)
美しくも痛い
2021年を迎えてから、大好きな彼らの歌を聞かないようになって、もう夏を迎えようとしている。
聞くたびにときめいて、私の人生にこれからも存在し続けるのだろうと、大切に一音一文噛み締めていた歌たちが、全部苦しみを増して私にのしかかったからだ。
芸能界という場所が、私たちには想像もできないくらい華やかな反面、暗く、どこまでも真っ黒な世界だと、そんなものわかってる、と私たちはどれだけでも言える。何もわからないから、何も知らないから言えるのだ。
ファンの愛してる、ずっと好きだ、そんな言葉が永遠を約束されないものだとしても、好きだと思ったその時の気持ちは無くならない。今も好きだ。大好きだし、誰よりも幸せになってほしい。綺麗な言葉だけ聞いて、綺麗なものだけ見て、一日に溢れる笑顔が少しでも多いといいな、そうやって彼らは私の人生に存在する歌手だった。
彼に失望した、そう言えるのかもしれない。裏切りだ、と心の底で思ってるのかもしれない。でもそう思いたくない気持ちがあった。だけど許せない。
どれだけ辛かったのか、追い詰められていたのか、たかが他人でしかない私が、共感し、同情することもできないけれど、逃げる先が一番逃げてはいけない場所だった。そこに逃げないでほしかった。ただそれだけだった。
計画的だっただろうか。罪悪感はあっただろうか。
隣にいる兄や弟たちを見て、何か思わなかっただろうか。
君が、7年を越えて、BTOBとして生きるという道を選ぶことは、他のメンバーの人生の一部を共に背負うことだと思わなかっただろうか。グループとして、永遠を誓うとはそういうことなんだと、思わなかっただろうか。
終わらせることはできたよ。いつだって。
私もこの気持ちをどう表現していいか、今もわからないし、これからもずっとわからない。でも、君がこれから罪を償って、ずっと健康に、少しでも幸せなことが多い人生を歩んでいってほしいと心から思ってる。
すばらしい曲を、ステージを、たくさんたくさん私たちに届けてくれて、本当にありがとうと、大好きだったよ、と、はっきりと言える言葉はそれだけ。
今日、久しぶりに7人の歌を聴けた。やっぱり私は彼らの歌声に、歌詞に今でもすごくときめく。君の作った音にも、歌詞にもすごく好きだと思える。
これから先、私は以前とは違う立ち位置で、一歩引いたような位置で6人を見守ると思う。それが私の応援の仕方に変わるだけで、変わらずに7人が、BTOBの歌がずっと大好きだよ。
年の瀬に思うこと
今、Netflixの「Run On」にハマっている。その前は「この人生は初めてだから(原題)」に、「賢い医師生活」も。
この一年、大学がオンラインになったせいでほぼ外出する機会もなく地元で大半を過ごした。結局冬になり感染も拡大する中で、いよいよ上京をするけれど、この一年は私にとってすごく重い一年だった気がする。
まず、自分に友達があまりいないことに気づいた。いや、いるにはいるけど、それでもすごく孤独感を感じた一年だった。地元に残っている友達はいるけど忙しいだろうなと思ったら遊びにも誘えなかったし、こんな時「遠慮なく誘える友達」が自分にはいないよな〜と。考えてみれば昔からそうだった。中学の時の友人はほぼ連絡とってないし、そうなるしかなかった道を選択してきたし…。まあ、それが自分の選んだ道だから中学の時のもっと友達作っておけば(泣)とかは全く思わない。
どこか否定できない孤独感を感じだけど、一人でいる時間を大切することの大切さを実感できた。
年末、地元に帰ってきた友達と会った。その子は実技がある大学に通っているから半々で学校に通っているらしい。羨ましい、と思う反面ギャップを感じた。
友達とクリスマスのイルミネーションを見に行こうとして行かなかった、と彼女は言った。来年はお互い絶対彼氏と行こうね!と約束したと彼女は笑っていた。
あー。そうか、恋愛かぁ。そう思った。
この一年一人でいる時間が長すぎてそんなこと考えなかった。
友達と顔を合わせると、恋愛話をする友達としない友達がいる。
男友達がいないわけではないけど、その男友達は会えば必ず恋愛の話をしてくる、来年は彼女作るから、とか云々。それが最近は少し負担だ。私はこれから生きていくうちで、恋愛する余裕なんてできるのかな。と考えてしまう。もしこの人に彼女が出来たら、私は女だからその彼女に遠慮して連絡取らなくなって、そのまま疎遠になってしまうのかな、とか。
私は趣味がすごく大事で、映画もドラマも本も音楽も、美術館に行くことも文章を書くこともすごくすごく自分にとって欠かせない薬みたいなものだ。思考することがすごく好きだし、やめたくないと思うし、自分の中の自分を説明できるようになりたいと思う。だからこうやって色んな媒体を通して色んな感情を学ぶ。その時間を誰かにあげることができるのかな、私は。
私は私が大切すぎるのかもしれない。
そう思ったらこれから先、誰かと生きていく自分が想像つかなくなってしまった。
すごく貴重な一年だった分、ふとした瞬間に無になってしまいたくなる時間が増えた。無になる、ということが何なのか自分でもよく分からないけど、何もかもやめてしまいたいなと思うような瞬間。虚無感。からっぽ。この感覚を知ってしまって、たぶんこれからもふとした瞬間に襲われるのかもしれないと思うと少し怖かった。だけど、知れてよかったのかもしれないとも思った。
……とまあ話が大きく逸れたのだけど、結局最初に述べた3作品にすごく救われた、という話をしたかった。
この3作品は、どれも「恋愛」という要素が入っているけれどすごく負担に思わなかった。「恋愛」というよりも、「コミュニケーションの延長線」のように感じるからだと思う。相手を思いやったり、一緒に笑ったり、ご飯食べたり、……なんか、そういうのすごく羨ましいと思える関係性がたくさん描写されていた。
友達でも、恋人でも、例えドラマの中でもその中にキャラクターが生きていて、どこかにいるような気がする。どこかですれ違っているような気がする。もしかしたら未来の私なのかもしれない、未来のあの子かもしれない、と。
劇的な恋愛ドラマも、胸キュンドラマも韓国ドラマも醍醐味だけど、こういう繊細な表現をドラマ内で出来てしまうのは韓ドラの真髄なのではないかと感じた。それは脚本が生きていないと、俳優達の演技が生きていないと絶対できないことだし、作品やキャラクターに対する情熱や愛情がないとなり得ないことで………。本当にこういうドラマがざくざく出てくるの、すごくいい。有難いなと思いながらさっき配信されたばかりのRun On5話を見ていました。
とまあ年の瀬の夜中にごちゃごちゃ何を…
とにかく、2020年もお疲れ様でした、自分。受験色々大変だったけどよく頑張ったよ、耐えたね。一年ゆっくり休んで色んな感情を取り込んだから、また何か学べることが多い2021年になりますように。願わくば普通に学校に通える日が早く来ますように。
いらっしゃるか分からないけど、このブログを読んで下さった読者様も2020年お疲れ様でした。色々大変ですが、2021年も頑張りましょう。
下半期NCT及び威神に救われたオタクだったので愉快な威神ファミリーでさようなら👋
2020年秋のプレイリスト
最近音楽がすごく楽しいことになってるので、久しぶりにプレイリストを作成しちゃいます。
- NCT2020『RESONANCE Pt.2』
- BTOB 4U『Show your love』
- fromis_9『Feel Good(SECRET CODE)』
- aespa『Black Mamba』
- MoonMoon『Marriage』
- Lee Juck『Don't worry』
- 宮本浩次『ROMANCE』
- WJSN『As You Wish』
- ITZY『WANNABE』
- (G)I-DLE『Tung-Tung』
- Girl's Day『Darling』『Expect me』
- OH MY GIRL『Destiny』『Remember Me』
- cignature『ARISONG』
- EXID『I Love You』
- NCT DREAM『BOOM』
- NCT U『The 7th Sense』『WITHOUT YOU』『텐데...』
- SHINee 『1of1』
- Stray Kids『Back Door』
- 尾崎豊『COOKIE』
NCT2020『RESONANCE Pt.2』
なんかもう、文句ないよね!っていう感じですよね。改めてSМの恐ろしさを身をもって感じたというか、音楽事務所としての本気を毎日ひしひしと感じてます。
『Make a wish』を筆頭に、総勢23名のメンバーをシャッフルして活動してるわけだけど、本当面白い。これに尽きる。超楽しい。メンバーそれぞれの持てるポテンシャルが最大限に引き出されていて、普段と違う人と一緒にやる楽曲だからこその新鮮さもあるNCT2020。シャッフルメンバーだからこそのコンセプトもそうだけど、「わあ、この子とこの子並ぶとすごい雰囲気あるな」とかいろいろ新しい発見できて楽しいです。
SMは40人まで拡張するとか言ってた(確か)し、たぶん国外で発達させるための企画もどんどん立ててると思うんだけど、本当に今現在のNCTというクオリティが最初から仕組まれていたもの(SMの考えていた通り)って考えると、怖い。もうホラー。
他のグループとは違う斬新すぎる楽曲やコンセプトで突き進んできたメンバーを思うと、この23人って本当奇跡の集合体みたいだなとほろりと来る。中には幼い時から練習生で高校を辞めたり、海外から韓国へ一人で来たメンバーも多くいるけど、23人の今が誰よりも輝いていると自信をもって言ってほしいなと思う。すごいよ、みんな本当にすごい。
多国籍だからこその弊害も色々あるけど(ショウタロウ加入決定時の騒ぎも含めて!)、多国籍だからこそのお互いの気遣いが垣間見えるNCT、本当にあたたかいなと思う。私はそんなあたたかさを感じていいな、と思うし尊敬してます。
音楽的にも、本当平凡なものを作らないその創造力に圧倒される。KPOPは今空前の(?)レトロブームで、やたらみんなレトロレトロだけど(嫌っていうわけではないけど正直お腹いっぱい)、確かに大きい意味ではレトロである『90’s love』聞いたときの衝撃はもう…すごかった。やっぱどこまでもNeo Culture Technologyですよ…。
話し出したらキリないけど、全収録曲外れなしのいいアルバムです。バラード好きにはMy Everything ぜひおすすめしたいし、密かに前からWayV好きだったので人類はNectarを聞くことをおすすめします。7DREAMも復活おめでとう。ソンチャンとショウタロウの未来に幸あれ。NCTに入ってくれてありがとう。
BTOB 4U『Show your love』
BTOB 4U(비투비 포유) - Show Your Love @인기가요 inkigayo 20201129
もう話す必要もないと思うけど、なんでこんなに良いのだろうこのグループ。ウングァンさんが除隊して、ずっと皆に会いたい会いたいって言ってるだけで仲の良さは伝わるけど、本当このマッパンなんて幸せの塊みたいなステージじゃないですか。BTOB見ていると本当、歌のよさについて感じることができる。完全体が恋しいけど、みんなそれぞれの場所で頑張っていれば、帰ってくるのなんてすぐだよね。
改めてウングァンさん、ミニョク、イチャンソプ氏、除隊おめでとう。ぷに、ずっとメロディと一緒に待ってくれててありがとう!
fromis_9『Feel Good(SECRET CODE)』
프로미스나인 (fromis_9) - 'Feel Good (SECRET CODE)' M/V
ただカムバックしてくれてありがとうの気持ちしかない。結局アイドル学校の不正も明らかになり、これからどうなっていくのか分からないけど、一緒になれた9人が走れるところまでずっと走って行ってほしいし、ファンはただそれを応援するしかないですよね。ソヨンの怪我、早く治りますように。
fromis_9 (프로미스나인) - To Heart MV
[fromis_9 - Miracle] Debut Stage | M COUNTDOWN 180125 EP.555
私はプロミのアルバム単位でお話すると、やっぱりデビューミニアルバムが一番好きで。『The Way To Me』のギュリの台詞もすごく好き。何年か経って、9人が『To Heart』歌いながら、げらげら笑ってる未来があればいいなってすごく願ってます。私のアイドル、その言葉が本当に似合うぷろみちゃん。『DKDK』で出会えてなかったら今頃KPOPにハマることもなかっただろうから、そう考えると彼女たちは私の最初で最後のKPOPアイドルとも言えるのかもしれないな~
aespa『Black Mamba』
……みんな結局ママママンバしちゃってるでしょ?()
MoonMoon『Marriage』
【 결혼 / Marriage 】문문 MoonMoon _ この恋は初めてだから _ カナルビ ハングル 日本語字幕
『この恋は初めてだから』というクソ邦題をつけられた『この人生は初めてだから(原題)』。すっっっげえ感動しました、泣いてはないけどすごくすごく自分の中で大事なドラマになりました。トッケビに次ぐ。
逃げ恥の韓国版!と言われてましたが実際主題が同じなだけで全く違うドラマです。現代を生きる私たちの、生き方とか考え方とか、そういう大切にしていかなきゃいけない自分の心を、否定も肯定もせず、ただ描いてくれる優しいドラマです。台詞も文学的で、心に残るものが多かったです。ネットフリックスの字幕がまーーーじでクソ!なので他で見れるならそちらで見たほうがよいです。
言葉は人の口から生まれて人の耳で死ぬ。
でも、ある言葉は死なないで人の中に入り込み生き残る。
Lee Juck『Don't worry』
Jeon Inkwon with Jonghyun (SHINee) - Don't Worry, My Dear [2016 KBS Song Festival / 2017.01.01]
『応答せよ1988』を見たので残します。すごくいいドラマです、応答せよシリーズに外れはない。これも台詞がすごくいいんですよね…
言葉には思いがこもる。
よって言葉一言にも温度があるのだ。
悪質コメントが多い冷たいこの世の中で
どうにか生きていけるように
人生の体温を維持してくれるのは
有名な名言でも 機知に富んだ格言でもない
あなたの不器用な体温がこもった
あたたかい言葉一言だ。
もうすぐ12月18日ですね。私なんかが何かを書いてもいいわけがないので、ただただ、幸せでいてほしいです。ずっとずっと。もっと早くに出会えていたらよかったなとよく考えます。
宮本浩次『ROMANCE』
私高校1年の時、エレカシにハマってた時期があったんですけど、なんでハマったかというとたまたまNHKの『Covers』を見ていたんですよね。それでエレカシが出てて、ちあきなおみの『喝采』をカバーしたんです。それですごく感動して!エレカシすごく聞いてた時期がありました。たまたま地元にも来たのでライブも行ったし。
そんなバンドのボーカルのカバーアルバムなんて!買わなきゃ!って感じですよね~買いました。『喝采』はエレカシでのカバーの時のアレンジの方が好き(小声)だけど、すごくいい曲にまた巡り合えたので嬉しいです。『二人でお酒を』がすごく好きで、こんなに悲痛な誘いの歌なかなかないよな…絶対もう二人でお酒なんか飲まないんでしょ…と涙拭きながら聞いてます。中島みゆきは中学の時ウォークマンに入れて聞いてたので懐かしさと、改めて感じる素晴らしさで泣きそうでした。『化粧』は本当に美しい失恋の歌ですよね。
ここからはよく聞いたヨジャグルを羅列していきます。
WJSN『As You Wish』
[MV] 우주소녀 (WJSN) - 이루리 (As You Wish)
今更ハマる?と突っ込まれてしまいそうだけど超いい曲。衣装神。全員美女。曲も壮大で、その壮大さを生かしちゃってるからすごいよなあアイドルって。
ITZY『WANNABE』
自己肯定感皆無だった頃の私に聞かせてあげたい曲ナンバーワン。人生なんとかなるからもうちょっと前向きな。
(G)I-DLE『Tung-Tung』
なんで…キュブドルはこんなに日本語曲かいいのか………。
何もかも知りすぎて
側にいてもときめかない
さよならが言えないの
毎日があなたで満ちても Tung-Tung
空っぽ
………天才すぎるよ……
Girl's Day『Darling』『Expect me』
応答せよ1988繋がりでよく聞きました。時間を遡れるのなら、この時代に戻ってガールズデイのオタクをやりたいです。
OH MY GIRL『Destiny』『Remember Me』
[ENG sub] [4회] ♬ Destiny(나의 지구) - 오마이걸 @2차 경연 커버곡 대결 컴백전쟁 : 퀸덤 4화
[Stage mix] 오마이걸(OH MY GIRL) - 불꽃놀이(REMEMBER ME) 교차편집
今までおまごるちゃんたちを知らなかった人生何????と後悔しました。人生知らないことだらけよ…
cignature『ARISONG』
시그니처 (cignature) - '아리송 (ARISONG)' M/V
メンバーの顔も名前も何も知らないけど、KPOPにはまだトンチキキラキラアイドルソングが残ってると実感できて超嬉しい。あと超かわいい。
EXID『I Love You』
[Stage mix] EXID (이엑스아이디) - 알러뷰 (I LOVE YOU) 교차편집
EXIDオンニたちと過ごした2020年晩夏でした。
あとはヨジャグルの他でよく聞いてたのを…
NCT DREAM『BOOM』
いや、今までも聞いてたけど歌詞付きで見たことなくて。こんな…かっこいい歌詞あるんだ…そしてそれを歌えるんだ説得力満載で…と惚れました。
純粋な表情で踊っていた子は今じゃ笑いながら
このトラックに火をつけるんだ
DREAM歌唱力高くてダンスもみんな上手で、本当アイドルのエリートたちだよな…と思います。
NCT U『The 7th Sense』『WITHOUT YOU』『텐데...』
NCT U 엔시티 유 '일곱 번째 감각 (The 7th Sense)' MV
[STATION] NCT U '텐데... (Timeless)' Live Video
その前でも聞いてはいたけど本格的に聞き始めたNCT。またこいつNCTの話してるよ、と思われるだろうけど。流し聞きだったのもちゃんと聞き始めました。ボーカルラインの曲すっごいいいです……やっぱSMのボーカルはいいよなあ。テイルさんの歌の上手さに改めて脱帽してるこの頃です。
7感は何回聞いても訳分かりません。好きです。
SHINee 『1of1』
これを超えるレトロコンセプトってあるのかなってずっと考えてる。『Married To The Music』のMVもなかなかファンキーで意味不明で好き。
Stray Kids『Back Door』
振付とタイトルのマッチ具合が最高峰すぎて大好きが溢れました。
尾崎豊『COOKIE』
尾崎を聞きながら、三島由紀夫を読みながら
もし生きていたらどんな言葉でこの社会を描くだろうなとか不毛なこと考えるときもあります。
うわあまた書いてたらこんな…文字数…オタクはやっぱり気持ち悪い生き物ですよね…。またしばらくしたら一曲ずつとかでも残そうと思います。
【読書】八重洲で出会った冒険の物語。/三島由紀夫『夏子の冒険』
久々に東京駅付近で時間があったので八重洲ブックセンターに立ち寄ってみた。
八重洲ブックセンターwww.yaesu-book.co.jp
初めて行ったんですけど本当に何ここ天国…?って感じでした。荷物が重いのと所用で色々歩いた帰りで足の限界がきて長居できなかったのが残念だったけど、コロナがもうちょっと落ち着いたら軽装備で行こうと決意。
大学生になってから本腰入れて本を読もう!(未遂)を何回もしているので、この時間をね、しっかり利用できるようにしないと。やっぱり本は読まないとね…
そう思いながら店内を物色したんですけど、まあ面白そうな本がたくさんある〜〜!選ばなすぎむり〜!と思ったので、新しい本を探すより前から興味のあった人の本を買ってみよう。そう思い切ってチャレンジしたかったこの方の作品を選択。
まず読み始めて思ったことは、先入観は人の視野を狭くするということ。
三島由紀夫というとどうしても割腹自殺の印象が強くて、思想が強い人なんだろうなとか思っていた。あと、この前原美術館で森村泰昌のセルフポートレイト作品見たこともけっこう影響してるかもしれない。あの時は「む、むずかしい…」と思ってしまったから、ちょっと怖いというか、自分の全く知らない海に飛び込みかけたような感覚になってたのかもしれない。まあ、それもいい経験だった。
Hara Museum Web | 原美術館 | 展覧会 | 森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私
実際(この一冊だけで判断するかどうかは別として)、今まで三島作品を読まなかった人生をひどく後悔した。
たぶんこの『夏子の冒険』は三島作品でもかなり読みやすい作品に分類されるとは思うのだけど、初めて読む作品がこれでよかったかも、と思うこともできた。初めて出会う作品が自分に合うか合わないかってけっこう大事だよね。
読み終わったあとネットでめちゃくちゃ感想読み漁って知ったのだけど、どうやら弘中アナの愛読書らしい。なんだか納得。ちょっと夏子っぽいなと思う。全然知らないけど。
夏子という人物
もしこの時代に私が生まれていて、近くに夏子がいたらどう思うかなあと想像してみた。だけど、答えが出なかった。
現代を生きる私の感覚なら、たぶん夏子いいじゃんイケてるじゃん!と思う。権力や金に魅力を感じるのではなく、ただ情熱があるかないかを追い求めているのに急に「あたくし修道院に入る。」…いや、草。と言いざるを得ない。
もし、例えば私がその時代を生きる夏子のクラスメイト的なポジションだとしたら、腹たてているかもしれない。良家のお嬢様できっと家庭に入ることが当たり前とされていた時代に、捉えようによってはワガママに生きる夏子を、「なんなのあいつ」と思いつつ、たぶん裏では羨ましいなと思ってるタイプのモブ。
こんなことを考えてしまうくらい夏子は魅力的だった。小説の中の人物だってわかっててもちょっと羨ましいと思えるくらい。
井田さんはいい人だけど
ネタバレになるから最後は言わないけど、井田さんはまあまあいい人だったと思う。だけどこの作品があくまで「夏子と毅」の物語ではなく、「夏子」の物語であるのは、井田さんの情熱の有無が関わっているんだなと思った。
三島由紀夫の表現の美しさ
いやもうね、読みながら「はぁ~…」と感嘆してしまった。美しい文章に出会うといつもそうなる人間なんだけど、表現の美しさがモロ自分の好きな美しさだった。日本語はやっぱり美しいよね。大事にしたいなと思う。
ちなみに作中で一番最初に「はぁ~…」が出たのはこの部分(P41)
(中略)
あとの七人はすでに歌をうたいながら下りてくる学生風の男女である。かれらが道の曲り角からあらわれたとき、その白い運動靴の多くの足は、急坂を駆け下りてくるために、空を跳びはねて来るようにみえた。
他にもあったのだけど読んでるときに近くにペンがなくてメモできなかった…。いいと思ったフレーズに線を引くのは習慣にしていきたい。
すごく何かを考えさせられた!とかのジャンルではないし気楽に読める作品ではあるのだけど、三島由紀夫の文章表現の美しさと描かれる人物の魅力が衝撃的なくらい素晴らしかったので簡単ではあるけど文字にしました。
同時に『お嬢さん』も買ってみたので読もうと思ってます。あわよくばやっぱり、『金閣寺』に挑戦したいところでもあります。読んだら感想残せるといいな~。
夢の続きの話
今日もこんな感じの夢を見た。だけど今日は救われた夢だった。
また内容はうろ覚えではっきり覚えてないんだけど、あいつらを目の前に、私はすっごく泣いていて、息ができなくなって、喉から声が出なくなってすごく苦しかった。声が出なくなる感覚がやけにリアルで夢だって分かってるけどすっごい怖かった。
だけどそこでなんだか面白いのが、私が「逃げたい」と思って隣の人に助けを求めたのがなぜかヒョンシクだった(笑)
ヒョンシクに助けてって言ったらしく、ヒョンシクがその場から私を連れ出してくれて、その後ずっとヒョンシクに話を聞いてもらっていた。そこで夢から覚めた。
目覚めた後いつも同じ夢を見たことを苦しく、情けなく思って本当に苦しいんだけど、今回は笑ってしまった。
ヒョンシクのプレゼントずっと聴いてるおかげかな〜?と起きた後に悲しくなることもなく、なんだかうれしい気持ちになれた。
別にヒョンシク本人がなにかをしたわけではないし、夢の中のヒョンシクが謎の少女漫画王子ポジに変換されてただけなんだけど(笑)
こうやってヒョンシクが、いやBTOBが私の心の支えになっているのは確かなことだし、本当にありがたくて感謝してもしきれないな
BTOB、今日も私の心に存在してくれてありがとう〜
夏本番になってくるけど、体調に気をつけて過ごしてね〜
ヒョンラインもあともう少し、がんばってね
二人が帰ってきたら、ウンさんの「寂しい」「会いたい」症候群も少しはよくなるかな?(笑)